まだ、始まって日が少なく、3人限りの男声合唱ですが、直接佐々木先生の指導を受けたメンバーでハーモニーを楽しんでいます。
大学卒業以来ウン十年、分離唱によるハーモニーから遠ざかっていたメンバーがふとしたきっかけで再び、「合唱やろうじゃない」と集まりました。メンバーのひとりは、佐々木先生に弟子入りして30年間先生から指導を受けたSWさん。その人にリードしてもらって、先ずは分離唱で和音感覚をおさらいし、その後は、佐々木先生が編曲された「カデンツから入るスクールコーラス 女声合唱編 No.1」を、男声三人で歌います。分離唱で訓練した女声合唱は、天使の歌声のように澄んで美しいものですが、男声三人のハーモニーも、また何とも言えない良いものです。たとえが適切でないかもしれませんが、熟成したブランデーのような味わいがあると思います。

「朝の祈り」 A.ドボルザーク作曲 緒園涼子作詞
「鐘」    イギリス民謡    緒園涼子作詞
「月」    文部省唱歌
「春のしらせ」ドイツ民謡     高橋信夫作詞
「蛙」    ドイツ民謡     佐々木基之作詞
「谷間の水車」作曲者不詳     緒園涼子作詞
「小鳥ならば」ドイツ民謡     高橋信夫作詞
「水車」   ドイツ民謡     高橋信夫作詞
「春の踊り」 W.A.モーツァルト作曲緒園涼子作詞
「夜の窓」  M.ハウプトマン作曲 緒園涼子作詞
「歌も楽し」 ドイツ民謡     高橋信夫作詞
「山家の秋」 Fr.アブト作曲   高橋信夫作詞
「学友」   K.F.ツェルター作曲 緒園涼子作詞
「お祭り」  作曲者不詳     高橋信夫作詞

まだまだ続くのですが書ききれないので以下省略します。とにかく、よく歌いました。いずれも簡単な小曲なので、これまで何度か歌ったことのある曲ということもあり、いきなり、3パート合わせて歌詞で歌い始めます。
楽譜の形を見ると、「なんだ、こんな簡単な楽譜」とバカにする人もいるようですが、高い音楽性が秘められているのです。音楽性を持たない凡庸な指導者が、形だけでこれらの曲を取り扱えば、それこそつまらない時間つぶしにしかならないと思いますが、作詞作曲者、編曲者が心を込めて作り上げた音楽を、ここから汲み取ることにより、感動を共有することができる音楽が生まれるのだと思います。
男声がもう一人加わることができれば、もっともっと素晴らしい響きを味わうことができるでしょう。男声合唱用に作られた曲も沢山歌えるようになるでしょう。早く、その日が来ないだろうか。

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