台風11号の影響が残り、降ったり降らなかったりの空模様の中、久しぶりに上野公園の中を歩き、東京芸術大学音楽学部のキャンパスに入りました。太平洋戦争での敗戦国日本に対するGHQによる文化統制政策の影響によりその姿が歪小され、正しく現代に伝わっていないことで私はもどかしさを感じている作曲家、信時潔に関する研究会報告を聞いてきました。
<洋楽文化史研究会第82例会 信時潔と東京音楽学校—信時潔文庫整理の過程で見えてきたもの>

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午後2時の開始時刻より早めに上野公園についたので、奏楽堂に立ち寄ってみようかと思ったのですが、あいにくリニューアルの工事中で「休館中」でした。再開日が表示してありませんでした。

正門の警備室に用件を告げ、会場となる5号館4階の30人くらい入れる教室へ入りました。
発表者 東京芸術大学音楽学部楽理科教授  大角欣也氏
    東京芸術大学楽理科卒業 
    東京芸術大学大学院音楽研究科終了 石田桜子氏
    武蔵野音楽大学卒業 信時潔の孫  信時裕子氏
初めに全員の自己紹介があり、立派な肩書きのある研究者学者がほとんどで、私のような一音楽愛好者がそこにいて良いのだろうか、と気まずい思いもしましたが、図々しく聴講させてもらうことにしました。

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