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5年前、「もう通勤に車を使うことはないんだけど、この場所に住んでいるとどうしても2台は必要だね」と、ただ2台目に新車を購入する費用はかけられないということから中古車を買いました。登録から7年経過しており、およそ8万km乗ったトヨタファンカーゴ1500cc。税金や諸々の手続き費用込みで約60万円支払いました。「これを乗りつぶすつもりなら、まあ妥当な費用かもしれないな」と当時は考えたのでしたが、目論見は外れました。中古車は、当たりはずれがあることを承知で乗らないと、買うときは安くても結局高い買い物になることもあるのですね。

ファンカーゴを手放すことを決断した理由その一
ドアロックが、5ドア連動して動作しなかったり、ドアミラー収納時に動かないことがあったり、基本的に走る点では何の不都合もないのですが、電装関係が気持ちよく動かない症状が出てきました。
その二
定期点検時にディーラーに相談したところ、ディーラーは当然新車を売り込みたいですから、「修理は結構お金がかかる」「新車登録からそろそろ13年経つので、その後税金が高くなる」環境保全の立場から、環境対策が不十分だった古い車を減らし、エコカーを普及させようという政府の方針による税制上の対策ですね。
その三
これまで、5年にわたって勤めてきたアルバイト的な仕事に、片道約3km自転車で通うのが、結構体に負担に感じるようになってきました。平地ならまだしも、上り坂が多い道を3km走るのは若い人でも結構大変です。雨の時、傘差しでの自転車乗りは、本人ばかりでなく周りの自動車、歩行者にとっても危険なことは勿論、大変迷惑です。合羽を利用していますが、乗る前、乗った後の手間が煩わしいし、夏などは、合羽を着て坂を登るときなど、蒸し風呂のようです。特に今年の猛暑、気象異変がとどめを刺しました。
経済的で、エコでもある自転車通勤に幕を閉じ、自動車通勤に切り替えました。こうなると、維持費について余計神経を使うことになりますよね。

こうした理由で、中古で買ったファンカーゴにはお別れして、維持費のかからない車を探そう。
我が家では、妻が片道10km程の通勤にトヨタのハイブリッド車アクアに乗っているので、遠出などにも利用出来ます。2台目は、ちょい乗りに徹して、余計なお金はかけない、ということで選びました。ファンカーゴで懲りたので中古車は選択肢から外しました。軽自動車も考えました。

軽自動車を検討すると、メリットとして、小回りが利く。税金が安い。などがありますが、一方新車だとコンパクトカー並みの価格、燃費も排気量が小さいけれど高速回転が多いのでカタログ値ほど優位性はない。車体の大きさも、一人で移動するのに不都合はないでしょうが、車内の幅がコンパクトカーと比べても約20㎝狭いんですね。乗ってみると狭苦しさを感じないわけにはいきません。取り方は人それぞれですが、私が重要視したのは、衝突時の安全性です。街乗りだから飛ばすことはないといっても、もらい事故だってあるし、この時代本当に何が起こるかわからないですから、安全には多少金をかけても止むを得ないと思います。

こうした思考を重ねた結果、トヨタのパッソ、1000ccを買うことにしました。この車は主に女性を対象とした車づくりで、ドライブを楽しむ車ではありません。「主に女性」ですが、シニアも対象にしていますので、決して私が物好きということではありません。燃費も実際どうかわかりませんが、カタログ値ではリッター27.6kmという、一寸うれしい数字ですね。

トヨタばかりではないでしょうが生産性を徹底的に追及した結果でしょう、今の時代は顧客と販売契約を取り交わした時点で、その自動車が生産ラインに乗っかるという流れだそうです。9月30日に契約して、一昨日、新車登録用の書類を届けに行った時点での話では工場出荷予定日が10月15日だそうです。それから登録やら何かと手順を踏むのに10日かかるそうで、納車は10月末とのことです。それまで、下取りで予想以上の値を付けてくれた(値引きの一つでしょうけれど)ファンカーゴを傷つけないように気を付けて乗り、楽しみに新車を待ちたいと思います。

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