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成田を出発する前に情報を集めておきたかったけれど、中々手に入れられなかったので、とにかく情報集めと予約およびチケットの入手に奔走しました。
現地の観光案内所や、ホテルの案内所でかき集めました。写真で紹介しきれていないものも沢山ストックしてあります。
これ等のパンフレットが重宝しましたが、一番助かったのは、日本で買っておいた昭文社刊「エアリアガイド オーストリア」(296ページ)でした。出発前に目を通していたこともあり、知りたい情報がどこにあるのか概略頭に入っていたため、現地で得られた情報と組み合わせて、結構役に立ちました。P1020423

昨日の市内観光で、その荘厳さに惹かれたシュテファン大寺院をもう一度訪ねることにしました。ホテルから直線距離だと1kmもないところにあるので、「エアリアガイド」の地図を参考にしながら歩いていきました。

シュテファン大寺院のパイプオルガン

シュテファン大寺院のパイプオルガン


シュテファン大寺院で、オルガンのレクチャーに

シュテファン大寺院で、オルガンのレクチャーに


オーストリア最大のゴシック寺院だそうで、13世紀から3世紀を費やして建造されたもので、ウィーンのシンボルともなっているそうです。建物の中に足を踏み入れるだけで、荘厳な雰囲気に浸れます。案内など頼んでいなかったのですが、神の御加護があったのでしょう、運のいいことに、現地の日本人学校の生徒に向けたレクチャーが始まったのです。ちゃっかり便乗させてもらい、パイプオルガンの響きを堪能することが出来ました。

午後は、市内をブラブラ見物しながら、有名なミュージックショップ「DOBLINGER」を見つけて、ピアノ曲の楽譜と、VIDEOテープを何点か買いました。
実は、この時知らなかったのですがVIDEOテープの記録方式が、日本とヨーロッパとでは異なる方式が使われているのですね。VIDEOテープにはVHS方式とβ方式があることは知っていましたが、VHSなら良いだろうくらいにしか考えていませんでした。家に帰って再生しようとしてもノイズ画面しか映らないのです。ラッキーだったのは勤め先の先輩が電子工学の専門家で、VIDEOの記録方式としてヨーロッパではPAL方式、日本はNTSC方式が使われているということを教えてくれたのです。会社の実験室にはそれなりの設備もあって、方式を変換してくれたので、ありがたくウィーン土産のVIDEOテープを楽しませてもらいました。

いよいよウィーンへ来て初めてのコンサートを聴く時がやってきました。場所は、毎年テレビでお正月に放送されるニューイヤーコンサートの会場となっている、お馴染みの楽友協会大ホールです。
今晩のプログラムは、ブルックナーの交響曲第8番。演奏するのはウィーンフィルではなくてウィーン交響楽団、指揮はあまり日本では聞いたことが無いハインツ・ヴァルベルク。日本で早めに切符が買えれば良い席が取れたと思うのですが、それがかなわず、現地で直前に買えた切符は、立見席しかなかったのです。それでも、音楽はどんな席でも同じ音楽が聴けるのだからと自分を慰めて立見席の手すりに凭れて演奏を聴きました。確かに、同じ音楽かも知れないのですが、音響的には普通席と比べて一寸淋しいところがあったと思います。
立見席で聴くというのは、日本でもあまり経験がなかったのですが、今回の経験で新しい発見をしました。クラシック・コンサートといえばタキシードとまではいかないにしても、あらたまった服装でコンサートに臨むのが常識だと思っていたのですが、立見席にいる私の周りには、ジーンズ姿で、茶髪のようななりをした若者がいっぱい聴きに来ているのです。日本では見かけない光景です。クラシックコンサートはウィーンの人たちにとって、決して特権階級のものではなく、幅広い市民の楽しみとして定着しているように感じました。音楽の歴史の深さが日本とは比べ物にならないものがあるのかも知れません。

楽友協会大ホール

楽友協会大ホール

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