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往路で2位の東洋大に3分4秒もの差をつけてゴールした青山学院大学が、昨年大会に続き2連覇で総合優勝を勝ち取りましたね。2位の東洋大とは7分11秒の大差をつけ、まさにぶっちぎりの優勝です。ここまで大きな差をつけると、応援に力が入らなくなりますが、選手たちは、良く走りました。
これまでの大会で私が見落としていたのかもしれませんが、最終ゴールの画面を見ていて、印象深かったのが、全員ではありませんが、ゴールした選手が後ろに向きかえり、深々と礼をする姿にとてもすがすがしいものを感じました。
監督の指導に基づくものが多いでしょうが、選手の自発的なものであれば、なおのこと立派だと思います。
大会まで、幾多の困難を振り切り、晴れの大会で颯爽と走る姿は立派なものには違いありませんが、この大会の実行を支える多くの人たちのおかげで自分はこの晴れ舞台で走らせてもらうことが出来たのだという自覚をしっかり胸に刻み込んでこそ、箱根駅伝で走ったことが、選手たちのこれからの人生の大きな宝物となって、輝き続けることでしょう。
コースとなる主要国道をはじめ100kmを超える幹線道路で、交通規制をかけながら大会は実施されるのですから、社会への影響も大きいものがあり、駅伝には関係ない多くの市民、業者の犠牲は半端ではないと思います。対策として、各中継点に於いて、先頭走者の通過から一定時間の経過をもって、襷を託された選手の到着を待たずして繰り上げスタートというルールが作られています。襷を渡したいと、ひた走る選手にとっては、無念やるかたないところがあると思いますが、これは仕方がないものと理解するべきだと思います。
大会に関しては、賛否様々な意見が出ています。これらの意見を中立的な見方で、広く収集し、大会の今後の在り方を検討することを忘れないでほしいと思いました。

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