KC4H0029

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前日の予報から覚悟はしていたものの、1月18日朝、窓を開けてびっくり。自宅前に停めてある車の屋根上の積雪を見ると6cmはあったと思います。雪が降った時は歩いて職場まで行くつもりではいたものの、歩きにくそうです。でも、歩くしかない。

雪に慣れた地域の方からは笑われそうですが、湿って重い雪が6cmも積もると実に歩きにくいものですね。車の轍の後を歩こうとしても、平行棒の上を歩くようでおっかなびっくり。車が通るときは、掻き分けた雪が積もっている道路の隅っこに避けるのですが、心無いドライバーには泣かされます。歩行者がいてもスピードを落とさずに、雪を跳ね飛ばしてゆくのです。ドラえもんのマンガのように、跳ね飛ばした雪が、本人の頭の上に飛んでいけばいいと思うんだけど。

油断してノーマルタイヤで出かけて来てしまったドライバーがちょっとした坂道でスリップして立ち往生し、道を塞いでしまっていました。本人も困っているだろうけれど、道を塞がれた通行人も困っている。こんな車のそばを通るときは、アクセルを吹かした弾みに思いがけない動きをするかもしれないので用心して出来るだけ近寄らないようにしています。

こんな人がいるかと思えば、歩行者のいる処で止まったり、思い切り徐行して、「申し訳ない」という顔をして会釈していくドライバーもいます。ホッとします。

交差点で、近所のオジサンらしき人がスコップを持って道路の雪を掻いていました。信号待ちをしていた、雪道に慣れていないドライバーにアドバイスをしてあげているのです。見上げた人格者です。自分にはとてもできないなと感心してしまいました。

神奈川県西部の市街地で雪が積もるのはせいぜい1度か2度。降らない年もあるので、こうした地域の人たちが雪道に慣れていないのは当然だろうと思いますが、こうした状況の中では、様々な人間模様がはっきり出てくるものだなと思いました。自己中心的で周りの人のことを思いやれない人が多くなっていると聞きます。

論語にある言葉が思い起こされました。

「歳(とし)寒くして、松柏の 彫(しぼ)むに 後(おく)るるを知る」

 

 

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