山田耕筰歌曲をはじめ数々の名曲に、素晴らしい合唱曲という新しい命を吹き込んでいらっしゃる増田順平先生の出身母校である山形南校の合唱団OBが60年続けてこられた合唱活動の記念演奏会を聴きに行ったのが、東日本大震災が発生した年の秋11月20日でした。
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このOB合唱団が昭和26年(1951)の創立以来ずっと歌い続けておられるメンバーも多くいらっしゃるとのこと、ステージに並んだ顔ぶれを拝見し、その中から響いてくるハーモニーの厚さ、温かさに胸がジーンときました。

4つのステージの後半、2つのステージで増田先生が編曲された曲を、増田先生ご自身で指揮をされました。
第3ステージ 山田耕筰を歌う
 からたちの花
 この道
 燕
 風鈴
 砂山
 待ちぼうけ

その演奏を、新しく購入したICレコーダーを胸ポケットに入れ、録音したものを久しぶりに聞きました。まだ使い慣れていないため、要領よく録音できていませんが、初めに演奏された「からたちの花」が、収録されていました。
柔らかな、厚いハーモニーもさることながら、一つ一つの言葉が実に明瞭に語られていることに驚きました。メンバー全員の気持ちが揃ってこそ、こういう演奏が出来るのだと思います。強弱、イントネーション、リズムの緩急、言葉では上手く言い表せませんが、とにかくこれこそが音楽なんだっていう感じです。音質はよくありませんが、その雰囲気は聴きとれると思います。▷をクリックして聴いてみて下さい。

山形南校OB合唱団「からたちの花」

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