「屋根裏換気」について、インターネットで検索すると、実に多くの方が実践されていることがわかります。なかには、写真や図解で説明してくれている人もいて大変助かります。自分でそこまでやるのはどうも、という人には工事を請け負う処もあるようです。

前回の投稿で載せた家屋の構造図を見て、熱の伝わる様子をあらかた理解したつもりですが、では実際のところ天井表面の温度、壁の温度、床の温度などがどうなっているのだろうか具体的な数字で掴まなければと考えていたところ、秋葉原の電気店で良いものを見つけました。小型の放射型温度計が手頃な価格で手に入ったのです。現役の頃、業務上の実験設備で使ったことがある放射型温度計は温度分布が画像で確認できる優れものでしたが、とても個人で買えるような代物ではなかったので、それと比べると温度がデジタル表示されるだけですが、数千円で買えるのですから驚きです。個人で使う分にはこれで十分です。P1020674

もう一つは、2か所の温度を同時に測れるデジタル表示温度計。1か所は温度計本体に内蔵されたセンサで検知し、もう1か所は3mほどのケーブルの先についているセンサで検知するもの。こちらは市内のホームセンターでやはり数千円で買えました。離れた2か所の温度を同時に1か所で比較して見られるというのも、なかなか便利なものです。P1020679

 

屋根裏の温度を測ってみました。2階の天井に設けられている点検口を開け、本体を点検口入り口に置き、外部センサを1.8mほどの棒の先に付け屋根裏空間の出来るだけ高いところに差し込みました。屋根裏に潜り込めば良いのでしょうが、そこまでする度胸がありません。その状態で測った温度は、点検口入り口が35.0℃。屋根裏の高いところが40.6℃でした。
P1020681C

数日間の観測をしてみた結果は、次のようになりました。数日間の温度データpdf

このデジタル温度計は24時間固定しておいて、その日の最高温度と最低温度を読むことができます。その日の天候によって、温度が随分変わりことが分かります。晴天の日には屋根裏は51.4℃、点検口入り口でも48.3℃まで上がりました。

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