0_82016年12月4日の放送は、東京オペラシティコンサートホールの客席に、プロフィギュアスケーター荒川静香さんを迎えて、スケーターの感想を話してもらいながら、ステージ上に設置された大型スクリーンに映し出されるフィギュアスケートの名場面に合わせて、オーケストラの生演奏を楽しむといった番組構成で、演奏者側にも、バンドネオン小松亮太、北村聡の両氏、ヴォーカルSayaca、雅楽笹本武志、ピアノ實川 風(かおる)、指揮・編曲三宅一徳、指揮海老原 光といった方々が並び、司会の五嶋龍さんも、荒川静香さんが、2006年トリノオリンピックで金メダルを獲得した「トゥーランドット」の名場面に併せてヴァイオリンを熱演するといった手の込んだ内容でした。0_10フィギュアスケートの競技では、スケートの演技に合わせる音楽の選択についても評価する項目の中に含まれているそうで、荒川静香さんも「トゥーランドット」の音楽がお気に入りの曲だそうで、非常に音楽に合わせて演技しやすいと言っていました。

演技を見ても、銀盤の上での演技が音楽とよくマッチングが取れていて、音楽の引き起こす感動が、スケートの演技からも引き起こされているような見事な映像でした。これなら金メダル獲得も十分うなづけるものだと思いました。

羽生結弦選手の演技に使われた音楽、映画「陰陽師」の中の「SEIMEI」も、日本的なものと西洋音楽を組み合わせて、見事な銀盤上での演技になっていました。(12月4日の投稿時点で羽生選手の名前を間違えてしまいました。大変失礼いたしました。ここに訂正し、深くお詫び申し上げます。)

氷の上に、おっかなびっくりでやっと立てる自分から見ると、三回転ジャンプなど難易度の高い演技を、感動的な音楽に合わせて踊るプロスケーターの演技が神業にしか見えません。これが今年の流行語にも選ばれそうな「神ってる」というのでしょうか。0_14浅田真央選手の演技も、音楽の素晴らしさとよくマッチングが取れて、演技する表情も審査員の高い評価を得るに十分な迫力を感じさせるものでした。0_12

 

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