ヘイリー・ウエステンラ(Hayley Westenra)という、ソプラノ歌手をご存知の方、沢山いらっしゃると思いますが、私もそうだったのですが、音楽業界の動きに敏感にしている人でなければ知らない人が多いのではないでしょうか。

ふとしたことから、彼女の名前を知り、調べてみるたところ、日本にも何度か来ているので、NHKの番組その他へのゲスト出演などで、彼女の歌声を聴いた人はかなりの数になるでしょう。下の画面の▷をクリックしてもらえば、2013年のNHKあさイチに出演した彼女の歌う姿を見ることができます。

美貌もさることながら、その済んだ歌声、真剣なまなざし、語りかけるような、時には訴えかけるような表情や動作に、つい惹きこまれてしまいます。

彼女は、1837年ニュージーランド、クライストチャーチの音楽好きの家族の中に生まれ、子供の頃から音楽の才能を認められて、路上でのライブ演奏などで多くのでファンを魅了していたようです。現在、イギリスを中心に活動を展開しており、本国ニュージーランドで過ごすのは1年の内1か月くらいだそうです。

「ふとしたこと」というのは、国分寺で分離唱で耳をひらいてハーモニーを楽しんでいるときです。讃美歌の中の素敵な曲をよく歌うのですが、メンバーの一人が良くリクエストする曲の中に、第39番「日暮れて四方は暗く」があります。ある日、帰りの駅に向かう道すがら、そのメンバーに39番について話を聞いたところ、この歌は「Abide with me」といって、サッカーやラグビーの大会のときに歌われている曲だと話してくれました。早速、家に着いて調べてみたところYouTubeで「Abide with me」を競技場の中央に設置された壇上で歌い上げるHayley Westenraの姿が目に入ったのです。

Hayley Westenra (ヘイリー・ウエステンラ ヘイリーとだけ呼ばれることも)の名前を知り、YouTubeで検索してみたら、わんさかヒットしました。

様々なシチュエーションで歌っている彼女の歌唱力に魅了されました。私が知りえた情報による限りでは、この歌唱力は天賦の才能と、音楽教育に力を入れているフェンダルトン小学校での担任教師の指導、そして14歳から受けている声楽教師メイジャー(Dame Malvina Major)先生の指導の賜物だと思います。著名な、ハイクラスの音楽専門大学で教育を受けたという情報は得られませんでした。「天賦の才能」と書きましたが、俗に「生まれつき」といった先天的のものは勿論のこと、家族環境もそうですし、何よりも「本人の意欲」が一番大きいものだと思います。

数多くダウンロードした彼女が歌う動画で、私が気に入ったのは「アベ・マリア」カッチーニ、グノー、シューベルトそのいずれもうっとりさせられます。

 

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