北陸地方をはじめ日本海側の地域では記録的な大雪による甚大な被害をこうむり、自衛隊による災害救助活動や、尊い命の犠牲やらが報道されています。狭い日本国土の中でありながら、地元神奈川では例年にない寒さを経験したばかりでしたが、今日は久々に気温も上がったので、寒さで縮こまった体をほぐそうと、近くの神社まで少し大股で散歩に出かけました。境内にに足を踏み入れると、遠くからは気が付きませんでしたが、神社にはつきものの様々な木立の中に春の到来を感じさせる芽吹きが見られました。先日のテレビで、この春の桜の開花予想が平年並みの3月下旬となりそうだと伝えられていましたので桜の開花は全然意中にはなかったので、蕾が膨らみかけ、一部の開花も見られたのには驚きと共に、ああ、もうここまでやってきているんだという嬉しさを感じることが出来ました。写真を撮っているところに、神社の神主さんが近づいてこられ、この冬の尋常でない寒さについて語り合い、春の到来を待ち望む言葉など交し合いました。神主さんが「ここの桜は河津桜なので一足早く咲くんですよ」と説明してくれました。3年前の2月21日に伊豆高原に旅した時、駅構内で見かけた河津桜を思い出したので、それと比べると、一部とはいえ、この地で今日開花を見ることができるのはやはり早いような気がします。猛烈な寒さに続く、急激な温度変化に桜の木も驚いているのかもしれませんね。

隣に目を動かすと、鮮やかな色彩の花弁を付けた紅梅が咲いています。紅梅の花弁の色は、質素を好む日本人の感覚で見ると、一寸自己主張が強いような気もしますが、冬枯れの木立ちの中にようやく芽吹いた緑の若葉と、地味な神社建築の中における紅一点というものも、寒さに耐え抜いてきた人々の心に明かりをともしてくれる神の加護かもしれません。

紅梅の隣には白梅も咲き始めていました。健康維持のために思い付いたウォーキングの副産物として、思いがけずに春の息吹を感じさせてくれました。

今日は、これから毎月定例の楽しみにしている、分離唱によるハーモニーを楽しむ集いに、国分寺まで出かけてきます。
この写真を持って行って、皆に見てもらおうと思います。

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