コロナウイルス感染拡大に対する緊急事態宣言の期限延長が発令され、これまで経験したことがない、様々な社会活動が制限され自由を失った鬱陶しい毎日が続いています。

例年であればこの季節の週末には、普段は別々に生活している家族が集まり、楽しい時間を過ごしているのですが、今年はそれもかないません。STAY HOMEも、確かに大事なことには違いありませんが、一日中家の中にとどまっている日が続くと、運動不足となり、健康を害するリスクが出て来ることも明らかです。不要不急の外出自粛が連呼されている毎日ですが、感染拡大のリスクを避ける意味で、いわゆる「三密」を避けることを念頭において、行動を屋外に求めていく必要があると痛感しています。

自宅から2kmほど歩いたところにある相模原北公園に妻と二人で出かけました。ウォーキングにもってこいのところです。

相模原北公園は、別称「アジサイ公園」とも呼ばれるように、公園内に幅広く約200種、10,000株の、アジサイが植えられており5月から9月初旬にかけて市民の目を楽しませてくれています。6月から7月が見頃で、例年であればこの時期には、アジサイ祭りなど数々のイベントが催されて、市民の憩いの場として小さな子供からお年寄りまで大勢の人出で賑わうところです。

アジサイと比べると、規模は小さくなりますが、バラ園も見事です。約85種、1,900株の多彩なバラが、水路を挟み緩やかな傾斜面に雛壇状に設えられた園地に展開されています。春バラが5月中旬から6月上旬に見頃となるそうなので、訪れるのにちょうどいいタイミングでした。

やはり、コロナの影響で公園内の人出はまばらで、何といっても若い人が圧倒的に少なく、私たちのような年寄りが数十mおきにポツンぽつんと見える程度です。そんな人間模様とは関係なく、色とりどりのバラの花が咲き誇っています。

先ほどの写真は、「宴」という品種で、その名の通り豪華絢爛さを誇っていました。香りもひときわ大きく、この花の周り一帯に甘いバラの香りが漂っていました。こちらは「栄光」という名のバラで、花弁の形、色の広がり模様が誇らしく咲き並んでいます。

これは「紫雲」というお線香みたいな名前のバラで、つつましやかな色合いと、オーソドックスな花の形で、他のバラ群の中で際立って目に留まりました。

バラといえば、艶やかさ、豪華さ、というイメージがつきものですが、このように姿ひっそりと咲く、「ノイバラ(野茨?)K2」という品種も心惹かれるものがあります。

鮮やかな色彩を誇るバラの中で、清楚な白薔薇「正雪」も、ひときわ大きな存在感を示していました。名前から想像すると日本で開発された品種かもしれません。

これは「グラハムトーマス」別名「イングリッシュローズ」。上品な黄色で、花弁のまとまり方も他とは少し違った器用さを表しているようです。

「ロイヤルプリンセス」その名の通り、気品のある色合いと、花弁のまとまり具合。某有名デパートの包装紙のデザインを思い起こさせます。これこそバラの花のイメージそのものといった感じです。

ウォーキングのついでにバラの花鑑賞のつもりで来園したのですが、見事な花のオンパレードに引き留められてしまいました。ここに紹介させてもらったものはほんの一部です。

ネットで「相模原北公園のバラ」を検索すると「歩いてみたブログ」で紹介されていました。私の拙い記事よりもはるかに北公園のイメージを豊かに伝えてくれていると思います。iwalkedblog.com/?p=48172をご覧ください。また、公益財団法人「相模原市まち・みどり公社」のHPにて「花の見頃情報」にても、紹介されています。緊急事態宣言発令中のため、公益法人らしく「来園を促すものではありません。HP上で、楽しんでください。」と断り書きが添えられていました。

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