2016年9月18日の放送は、「ジャンルを超えた音楽家たち」というタイトルで、ジャズピアニスト上原ひろみさんと、ヴァイオリニスト西江辰郎さんを迎えて、二つのジャンルの音楽の融合について演奏とお話を聞かせてくれました。

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ジャズピアノというジャンルを私はよく知りませんが、かつてはオスカーピーターソンとか、チックコリアのトリオの演奏が気に入って、レコードやテープを何度も繰り返し聞いたいたことを思い出します。演奏者が表現しようとしているパッションを明確に持っているかどうかが、聴く人に共感を与えることが出来るかどうかのカギではないかと思います。上原ひろみさんの演奏を聴いていると、期待に胸を膨らませている様子が伝わってきます。

♪1.WHAT WILL BE, WILL BE0_12

♪2.Place to Be

「人生とは、居場所探しの旅かもしれない」という、上原さんの言葉に「なるほど」と思わされました。彼女は、6歳のころからバイエルを始めたそうですが、先生がジャンルにとらわれない人だったそうで、その影響を受け継いでいるのだろうと思います。パッヘルベルのカノンを例に、ジャズ風とクラシック風に弾き比べてくれましたが、見事に雰囲気の違いが明確に伝わってきました。

♪3.スペイン舞曲 第一番0_14

19世紀の終わりから20世紀前半にかけて活躍したM.ファリャの曲を、クライスラーがVnとPfのために編曲したものを、日フィルコンサートマスター「王子」とよばれている西江辰郎さんが坂野伊都子さんのピアノとともに演奏してくれました。西江さんには申し訳ありませんが、上原さんの印象が強烈だったため、印象があまり残っていません。

♪4.WAKE UP AND DREAM0_10

まどろみから覚めていく様子が感じられました。夢に浸っている自分を愛おしむそんな感じの曲でした。

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