佐々木基之先生のご指導により生まれた分離唱を通して耳が開かれ、素晴らしい音楽の喜びを知った仲間が集まって、春の合宿を楽しんできました。

場所は、山梨県北斗市大泉町にあるNPO法人環の宿泊施設「悠遊塾ふぁみりい」八ヶ岳南麓、落葉松林に囲まれた静かな環境で瀟洒な音楽ホールが宿泊施設の横並びに併設されています。このホールは、着席数50と大きくはないのですが、音響的設計が施され、寒い冬でも床暖房があるので、ファンの音が気になるストーブも消して静かな空間の中で澄み切ったハーモニーを研鑽するのにもってこいのホールです。3月も末というのに、初日25日夜からチラチラと落ちてきた白い結晶が、明け方には5センチメートルほども積もっていて、びっくりさせられました。今は亡き佐々木先生の薫陶を受けたSさんの指導により、まず分離唱で耳をならすところから始まります。参加メンバーが女声3人、男声4人と少ないですが、まあまあバランス的には悪くないところで、全員がよく聴いて歌うことで素晴らしいハーモニーが生まれてきました。一昨年の合宿と比べても格段にハーモニーの質が円熟してきていることが実感されました。

讃美歌、そして日本の歌、世界の歌、愛唱歌と続きます。

今回の合宿では、Sさんの発案で、夕食後は合唱だけにこだわらずに、独唱、ピアノ演奏の鑑賞とかたちにとらわれずに音楽を楽しむ夕べにしようということで、参加者それぞれが思い思いの曲を披露しあったりして、夜が更けるまで楽しみました。

ピアノを弾いてくれたのは、東京芸大のピアノ科を卒業された方ですが、音楽の専門教育を受けているわけでもないのですが佐々木先生の薫陶を受けたSさんを先生と仰ぎ音楽の素晴らしさを知った人で、その演奏を聴くと音楽の精神的深さを感じさせてくれるのです。Sさんいわく「もっともっと良くなりますよ」と。今後益々素晴らしい音楽が醸成されていくことを期待しています。

 

 

 

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